佐野実氏を偲んで

少し前になりますが4月11日「ラーメンの鬼」と呼ばれたあの「支那そばや」の主、佐野実さんが多臓器不全の為お亡くなりになりました。63歳でした。というニュースを聞きました。 彼とは実は生前に一度だけお会いしたことがありました。それは1999年4月13日から2003年7月29日まで放送されてたあの伝説の番組TOKIOのメンバーが出演してた『ガチンコ!』で「ラーメン道」というコーナーをやってたまさにその時でした。黒いスーツに身を包んだ2,3人の男性と横浜ラーメン博物館の人(TVで見たことがある)と一目見てすぐわかるその人【佐野実】さんでした。(どうだ~っていうようなオーラを放ってたなあ~。)「うわ~出た~。なんで?」って感じで慌てて散らかってた体裁を繕いました。人数分「中華そば」を注文されて汁一滴残さずたいらげていただきました。それでいざお会計ということになってTVでは「おまえのラーメンの価値はこれだ!」といってカウンターに100円玉を1枚叩き付ける有名なシーンが脳裏によぎりましたけど、ちゃんと舌代どおりの値段をいただいてほっとしたことを覚えてます。(緊張したわー) で、それから何週間かたった後1冊の本が送られてきました、それが佐野さんが厳選した日本全国の醤油ベースのラーメン屋図鑑みたいなもので、それの取材というか確認に来られたんだなということがやっとわかりました。 「袖振り合うも他生の縁」でしたが佐野さんのご冥福をお祈りします。